ラットマン

ラットマン

こっちから見たら、ねずみ。
角度を変えて、あっちの方から見ると男の人。

そんな絵、あるよね。

そして、一回、ネズミと思って見てしまうと、もうネズミにしかみえない・・・



この物語は、ひとつの角度から見たことを思い込むと、そうとしか思えなくなってしまう人間の知覚をモチーフに描かれていて、後半はどんでん返しの、さらにどんでん返し!
ほぉーほぉーとホントに面白かった。


ただね、物語の進み方は面白くても、登場人物に肩入れ出来なくて、共感できない分、感動は少なかったかな。


そんなことで、殺しちゃう?え、そう考えちゃう?みたいなね。



面白いんだよ。本当に面白いんだけどね。。


最近、こんな脳のしくみとか脳研究の学者さんとか沢山TVに出ているよね。
作品の中でも、心理の研究的には・・・って、いう話も書かれていて
娘がそっちの「臨床心理」の方に興味があるって今言っているので
余計に、興味深く読めたなぁ。