けろちゃんへ〜お誕生日によせて〜

けろちゃん。お誕生日おめでとう♡


17年前の今日、04:12に、貴女はこの世に生まれてきました。
生まれた瞬間に産声を上げてくれなくて・・・
初めは「大丈夫ですよ〜」と明るい声を出していた助産師さんが
足の裏をピシャピシャしても、それでも声を発しない貴女に
だんだん顔色変えて、バシバシと叩いて・・・
やっと、産声上げてくれた時まで、ママは自分が息してないこと忘れていました。



けろちゃんがお腹から、「生まれますよ〜」と陣痛という合図をくれたのが、前日の夜、22:00くらい。
でも、ママは、お腹に陣痛!というより、太ももがしびれるように痛くって痛くって。。。
太ももから生まれるモモ太郎だ!なんていう余裕あったのだけどね。


病院に23:00くらいに着いて
「まだまだ、時間かかるから」とパパやおばあちゃんは家に帰されて
ママだけ、「陣痛室」?みたいな部屋のベッドに寝かされたのだけど
ウトウトしては痛みで目が覚めるの繰り返し。
で、どうしてもトイレに行きたい気がして
お部屋の中に付いているトイレに入ったのだけど、どんどん痛みがMAXになってきて、トイレの中で動くことが出来なくなっちゃったの。
トイレには鍵をかけていたものだから、看護師さんが、
「大丈夫?!トイレで生まれてない?!!!」
って、大声で聞いてきて、
「閉じこもっちゃ駄目よ!」って怒られちゃったわ。


分娩室に行ってからは、夢中だったから
あまり細かいこと覚えていないのだけど
「いきむ」練習っていうのを助産師さんと一緒にした後、
こんな感じかな?ってママ、もう一度自分でやってみたのね。
そうしたら、助産師さんに「今、陣痛の波、来てる?」
って不思議そうに聞かれて・・・
自分だけで練習する人っていないのかしら・・・
けろちゃんが、少し、お腹の水、飲んじゃったからって
生まれてすぐ『保育器』に入ったのは、ママが変な時に練習して
けろちゃんがむせたのじゃないかって、真面目に思ったわ。
上手に産んであげられなくて、ごめんね〜



こんなママを選んで生まれてきてくれて、本当にありがとう。
ママの子どもは、けろちゃんじゃなきゃダメだったよ。


おっぱい飲ませている時に看護師さんにも言われたんだよ。
「おっぱいの乳首の形、悪いけど、本当にこの子は我慢強く吸っている。
この子に助けられているね〜」って。



パパは、嬉しくって嬉しくってママより先に
保育器から出たけろちゃんを抱っこしてました。
今から思うと不思議なんだけど、入院している一週間、ず〜っとほとんどの時間、パパも病室にいました。
会社、どうしてたんだろうねぇ(笑)



幼稚園に入って
『赤ちゃんがお母さんを選んで生まれてくる』って習ってきて
「こんなにいいママなのに、どうして、他の赤ちゃんはこないのだろうねぇ」って言ってくれたの覚えているかなぁ
嬉しかったな。


ホントにホントに生まれてきてくれて、ありがとう。


今年は、特に「これが欲しい!」ってプレゼント買ってないから、
ママから、けろちゃんへ、お手紙書きました。
『お誕生日おめでとう。けろちゃん、大好きです。ママより』