おじいちゃんのお寿司






義父は、私が結婚した当初、お寿司屋さんでした。
今はもう引退して辞めちゃったんだけど、
娘のお誕生日の御馳走は、必ず、義父のお寿司と決まっています。



テーブルの上に小さなつけ台を置いて、「へい、お待ち!」と
板さんになったお祖父ちゃんが、握ったお寿司を置いてくれます。
茶の間がお寿司屋さんのカウンターに早変わりする、この「つけ台」も
お祖父ちゃんのお手製。
手先の器用なお祖父ちゃんは素晴らしいわ。


握ったお寿司は、食べる人が手にとりやすいように↘↘この向きで置くものなのに、今の寿司屋は↙↙この向きで出してくるところが多いらしい。と
昨日、お祖父ちゃんはどこから仕入れた話なのか、しきりに怒っていました。
ほぉ。。。確かにちょっとした向きで、手に取りやすさが格段にちがう!と感心した私なのです。