街の灯

街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)

「BOOK」データベースより
士族出身の上流家庭・花村家にやってきた若い女性運転手。令嬢の“わたし”は『虚栄の市』のヒロインにちなんで、彼女をひそかに“ベッキーさん”と呼ぶ。そして不思議な事件が…。


ベッキーさんのように、上手に導いてあげることのできる母になりたかった。

まったく嫌味のない、真っすぐに育ったお嬢様。
こういう子に育つ為には、やはり環境が大切。
もちろん、お金持ちというだけではない、精神的な豊かさ。
どんなものにアンテナをはって、何を大切な物としているか。
ベッキーさんの前に、お父様の気配り、家族の穏やかさがあって
だからこそ、ベッキーさんを受け入れる素地が出来ていたのだと思う。

こういう利発で、しかも人の心の機敏を察知できる子っていいなあと思う。
娘をそういう子に育てたかったなぁと単純に思ってしまうが
さて、そう育てる為に、私自身はどう生きているだろう。
夫に言わせると、白痴なTVにうつつをぬかし、ボケェェっと過ごしている馬鹿母。
何もしないで、娘にばかり望みを高く持っても、迷惑だわね。

だから、ベッキーさんのように押しつけがましくなく、ヒントになるようなことを
さし示ししつつ、自ら考えを広げるように導いて行く。。。って正に理想だわ!


これから、どんな風に育ち、ベッキーさんはどのような働きをするのか、
続きのシリーズもどんどんよんでいくぞぉ(^^)v