武士道シックスティーン・セブンティーン

武士道シックスティーン   武士道セブンティーン
カオリとサナエ
二人の剣道を通して、描かれた青春ストーリー

最初、かなり攻撃的な香織とお気楽系の早苗を読んで
ジウの基子と美咲の関係を思い出した。

そのせいか、もっと、二人の関係はドロドロするというか
お互い惹かれあって気になるのに素直になれない・・・(恋愛か!)みたいな
感じを予想していたら、
なんと、1冊目のシックスティーンで既になんだかもうお互い認めあっちゃった
みたいで、ちょっと拍子抜け。
さすが、青春モノはさわやかに進むわ〜って感じ?
あれよあれよと、香織の凶暴剣道も、武士道へと導かれ・・・

で、2冊目
セブンティーン!

武士道ってのは、戦いを収める。。。

ほぉ〜って思いましたねぇ
カッコイイなぁと素直に感動しました。

武士道という言葉で思い出したのは
国家の品格 (新潮新書)
内容(「BOOK」データベースより)
日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的提言。


これを読んだのは、2年前。娘が中3の頃。
その時の感想を転記すると・・


今、反抗期真っ最中の娘を持っていて、何を考えていても娘との関係に結び付けてしまうのですが・・・

帯にあるように、まぎれもない日本論なのですが、私は「家庭論」のようにしても読むことが出来ました。
「論理だけで物事をすすめることは出来ない。
ダメだからだめ!!これをくずしてはいけない」
というくだり。
もう、ホントに目から鱗がぽろぽろ。

頑張っていこうという自信につながりました


今回の武士道セブンティーンからいうと
合理的なスポーツではない、武士の情緒と型である「武士道」を貫け!ってことになるかな。

3冊目の「エイティーン」を早く読みたい。。。
しかし。。。図書館に予約を入れて読んでいる身では
思い通りにはままならず、手元にくるのは、まだまだ先かなぁ