タルト・タタンの夢
ちいさなレストランのちいさなお話の連作。
ちょっとしたミステリーな出来事が綴られているのだけど
シェフの観察眼と知識で解明されて、とてもほっこりとした気分になれる本。
昨夜、0:00をまわった頃読み始め、一気に読み切ってしまいました。
自分の仕事をきっちりとする、気持ちの良い人ばかりが登場するため
こんなに読後感もいいのかしら?
もともと、仕事ができる頭がいい設定の人物には好印象を持つ私。
ここに出てくる人みんな、ど真ん中のストライク。
あ〜楽しかった。
と、言っても、スリリングで波乱万丈なストーリーじゃない。
出てくる料理を思い浮かべてたり
夫と恋人時代に行っていたお店を思い出したり
ホットワインかぁ、大通り公園のミュンヘン市にでていたなぁ
なんて、フワフワと気持ち良いこと考えながら
読んでいて、傍からみたら私、微笑みながら読んでいたのではないかしら?
この続きもの「ヴァン・ショーをあなたに」 もぜひ読みたいわ