2010 2月

2月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3104ページ

ロード&ゴーロード&ゴー
お気に入りの読書家さんのコメントから初めてこの作家さんを知りました。前半の救急の舞台での話も惹かれたし、事件が起きてからの疾走感やドキドキ感はとても楽しめた。最後、私的には失速かな・・そうまでする?みたいな違和感が残りましたが、皆さんが書いているように映像が次々浮かんでとても楽しかったです。
読了日:02月22日 著者:日明 恩
夏のくじら夏のくじら
青春だぁ!自分の地元でも「よさこい祭り」があって踊っている最中にかけられるメダルとか「あ〜!わかるわかる」とあっという間に読み進みました。
読了日:02月21日 著者:大崎 梢
スロウハイツの神様(下) (講談社ノベルス)スロウハイツの神様(下) (講談社ノベルス)
自分が女のせいか、スーの恋愛に引きずられるのとかすごくわかる。環も可愛い。結局好きな人には純だったりするよね。で、スロウハイツの住人の男達。これがすごい大人だぁ。だからここは上手くいっているのだろうな。こんな風にあとからパズルをはめるように、今までのセリフや行動がほぉ〜って感じではまっていく作りはとても好み。最初はず〜っと日常を起こったとおり書き綴っていると思っていたから余計やられた!って思ってとても読後感マル〇
読了日:02月19日 著者:辻村 深月
スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)
読了日:02月19日 著者:辻村 深月
神様のカルテ神様のカルテ
この口調で武骨に語られるからこそ温かみが伝わるのか。地域医療の理想だよなぁと感じてもそこに嫌味はない。ハルさんとの夫婦関係も本当に素晴らしい。こんな夫婦いいなぁって自分の愚妻ぶりを棚にあげて羨ましく思った。本当にあったかい気持ちになれる本。私は図書館で借りる派だけど、my本棚を作るとしたらそばに置いておきたい。
読了日:02月15日 著者:夏川 草介
死者の裏切り死者の裏切り
夫も組んでの出来事ってなんだか話が唐突で「へ?」なんだか『お話』って感じになっちゃってちょっと醒めた。さぁ〜っと読めてそれなりに楽しんでいたのに、最後でゴチョゴチョと終わってしまったという感じ。黒沢は最後に妙に格好よくなっていたけど、なんだかしっくりこない違和感が残りました。
読了日:02月12日 著者:桂 修司
アウトアンドアウト (100周年書き下ろし)アウトアンドアウト (100周年書き下ろし)
「水の中の犬」に惹かれて、続いてこちらも読みました!読み始める前からワクワクしていたけど期待を裏切らず面白くて一気読み。人殺しちゃうし、ものすごい暴力だし裏の世界で生きている人達山盛りなのに、底に暖かいものが流れていて、とってもいい。シリーズ化したらいいなぁ。
読了日:02月12日 著者:木内 一裕
うつくしい人うつくしい人
他人の目が基準となっていてホントの自分がわからない。自信がない。人の反応が異常に気になる。。。百合と全く同じとは言わないが多かれ少なかれこの要素は持っていると思う。それでも大きく共感できる!と感じないのは何故なんだろう?前半はひたすら重くて読んでいて滅入る感あったし、後半の3人の絡みは現実感足りなくて・・・ただ、あとがきでの「無駄な自意識と自己嫌悪、うっかり傷つく中二状態」「面倒な中二から卒業式手前の落ち着かない中三」って言い回しは、まさに!!と膝を打ちました。
読了日:02月10日 著者:西 加奈子
日本人の知らない日本語日本人の知らない日本語
「頑張れ」を目上の方に言うと・・・「お疲れの出ませんように」???使っているのを聞いたことない。やっぱり日本語って綺麗で奥が深い!なんて思っていたら「です」は遊里の言葉が標準語としてひろまったという不思議が書かれていた。驚いたり、感心したり。面白かった!
読了日:02月06日 著者:蛇蔵&海野凪子
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)
人物設定にちょっと無理な感がありますが・・(高広は特に腕に覚えがなくてもいいし、礼も美形だ!天才だ!って言いすぎじゃない?)でも、話そのものは好きです。「この道を歩いている人々がいつか真珠になると思えば、この世とは随分贅沢な世界なのかもしれぬな」って考えがちょっと新鮮。みんないろんな悪の核を持っていても真珠層にくるまる日が来る!究極のポジティブ思考で、かつ、救われる気がする。。。
読了日:02月05日 著者:三木 笙子
リテイク・シックスティーンリテイク・シックスティーン
やり直すって言っても何か特別に自分を変える!って頑張っている感じはないし。「前」と違う楽しい毎日過ごしたいだけなら、やっぱりそれは「ただ、逃げているだけ」また楽しくなくなったら、またやり直すの?結局、沙織たちのもとに戻ってからも、最後まであまり共感出来なかった。ちょっと読後、消化不良です↓
読了日:02月03日 著者:豊島 ミホ

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