2010  11月に読んだ本

今年読んだ本の累計 170冊

11月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:6789ページ

妖怪アパートの幽雅な日常(10) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(10) (YA!ENTERTAINMENT)
途中、ボトボトと落ちる涙を止められませんでした。長谷を救い、再び出会ったあのシーン!逆に辛かった長谷が、夕士を泣かさぬ為に心折らずに頑張ったことを知った時‥心がふるえる感動の涙は手放しで流していて気持ちがいい。人生は長く、世界は果てしなく広い。夕士くんやったね☆10巻まで一気にきたおばさんは「終わっちゃったねぇ〜」としみじみ呟く。
読了日:11月28日 著者:香月 日輪
妖怪アパートの幽雅な日常(9) (YA! ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(9) (YA! ENTERTAINMENT)
ものすごく順調に感動的な3年生最後の行事を終えて‥で、次、何仕掛けているの?って巻でしたね。千晶先生のベールもゆっくりと剥がれてきて、さあーラストに突入です!
読了日:11月28日 著者:香月 日輪
妖怪アパートの幽雅な日常(8) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(8) (YA!ENTERTAINMENT)
青木節を炸裂させた上で、上辺の優しさを千晶センセやヤンチャな3人組と口論させて暴き出し、ちゃかす。ヒナのままでいる方が楽だと言い放つ。一つ一つ理詰めで説いていく感じが私は好きですね。好みは分かれるところでしょうが‥そして夕士くん最後に緊張の決断!その覚悟の告白を聞いた後の千晶センセがまたカッコイい。本当の大人の対応をこの本は教えてくれますね。
読了日:11月27日 著者:香月 日輪
銀二貫銀二貫
大阪の商人ってきっちり生きていますよね〜すごく良かったです。自分の信用を守るのとお店の暖簾に傷をつけず守るのとは違う。。。そんな風にきっちり伝えておいて、でもちゃんと人情味ある生き方している。すごく人と人とが繋がっていて、読後感とっても〇。涙でべとべとになっちゃっていたけどね。
読了日:11月27日 著者:高田 郁
妖怪アパートの幽雅な日常(7) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(7) (YA!ENTERTAINMENT)
これは・・児童書というより親になる覚悟を決めるべき時の必読本じゃないでしょうか。今が楽しければいいじゃん。って感じだった反抗期の娘。とても危なっかしいと思っていたのはこんな感じだったからか。。。あの時親子でこれを読んでいたら、もっと強い心になれていた気がします。  こんな千晶センセに送られて卒業できる3年生は幸せだ。あ〜こういう場面を読むと、自分の青春時代を思い出してキュンとしますね。
読了日:11月27日 著者:香月 日輪
妖怪アパートの幽雅な日常 6 (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常 6 (YA!ENTERTAINMENT)
かっこいい男達は色っぽいのか?今回の夕士と千晶センセの絡みは何やらちょっとドキッとします(笑)長谷くんが大好きだったのに、やたらと千晶センセがカッコよくて。自分の節操のなさが情けない(^^ゞそしてツボマッサージしてあげる夕士くんも何やら風格が出てきたような。。。あれやこれや今回もいろんな価値観での普通の出来事体験して、「それでね・・そしてね・・」と最後に帰って報告出来る人達が待っている夕士くん。君は幸せだ。
読了日:11月26日 著者:香月 日輪
妖怪アパートの幽雅な日常(5) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(5) (YA!ENTERTAINMENT)
新キャラの青木センセ。娘の高校の話かと思った(笑)何故、娘が先生達にあんなにムカついているのか、なんだかわかった気がします。まだ未熟な貴方達を私が導いていってあげますね。。。この高校にいるのなら爪はまあるく切って。服装管理は自分でするのは難しいから男子生徒のズボンの裾を持ち上げてキチンと白靴下履いているか見てあげます。もちろんスニーカーソックスは論外ですよ。携帯?高校生が持つ必要はないでしょう。勉強には必要ないですからね。あ〜千晶センセとカッコイイ生徒会長が娘の高校にも欲しい!ってこれ感想じゃないか・・
読了日:11月26日 著者:香月 日輪
妖怪アパートの幽雅な日常〈4〉 (YA! ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常〈4〉 (YA! ENTERTAINMENT)
かつて「寄らば斬る!」オーラを出していた夕士くんが、人との間のクッションになっている!コミュニケーションの話している!年下の子の成長喜んでいる!懐の深い大人にきちんと認められて接していると、こんな風に豊かに変化できるのね☆という素敵な見本のお話でした。こういう話になると、「さて、自分は娘にどう接しているか!」といつも自己反省に陥ってしまいます。親子で妖怪アパート住みたい。そしてるり子さんのご飯食べたい!・・って、そこメインじゃないですよ。もちろん^^;
読了日:11月26日 著者:香月 日輪
妖怪アパートの幽雅な日常(3) (YA! ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(3) (YA! ENTERTAINMENT)
アタシたちができることは手の中に残った水のことを考えること。零れた水のことじゃない。零れた水のことはどうでもいいという意味じゃない。あきらめろという意味でもない。・・・夕士くんの胸だけでなく、私の胸にも響いてきたわ〜縁あるものなら、最善をつくす。でもでも結果は全て〇とも限らない。世界には自分だけって自分の失敗はなかったことにしたいのはヤマヤマだけど、でもジリジリとでも前に行きたい!うんうんカッコイイね夕士くん。君は未来にいけるよ。この本を真っすぐに受け入れられる若者全てにこの本を勧めたい!!
読了日:11月24日 著者:香月 日輪
妖怪アパートの幽雅な日常(2) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(2) (YA!ENTERTAINMENT)
1より2の方がパワーアップしてますね。メチャ面白い!長谷くん、初めから好みだったけどますます良いですねぇ〜こういう自信満々な男がちょっと弱音というか本音を言うとキュンとしちゃうんですよ(笑)そう、妖怪アパートなんてものを視界にいれると今までの基準はチャラになる!夢への道は遠くて手が届かないと思っても、こんな妖怪アパートが目の前にあるんだよ。るり子さんのそれこそ夢のように美味しいご飯が食べられるんだ!君の夢だって手が届くさ!フレーフレー長谷!フレーフレー魔道士夕士!フレーフレー・・自分。良い本だわ。泣けた。
読了日:11月22日 著者:香月 日輪
妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)
これ、すごいです!!図書館の児童書コーナーにあったので正直ちょっと軽く見てました^^;すみません。読み始めたら止まらないし、笑うし、ウルッくるし、考えさせられるし。。視点を変えて、コミュニケーションとって。美味しい物食べて宴会だぁ(^O^)/
読了日:11月22日 著者:香月 日輪
贖罪 (ミステリ・フロンティア)贖罪 (ミステリ・フロンティア)
どうもあまりこの作家とは相性が良くないのかもしれない。「どうだ!」って感じの告白。「自分かわいそうでしょ」って感じの被害者的な告白。娘を失った母のとりみだす感情はうなづけるのだけど。。。何故だか感情移入できない。最後にあった「わたしたちが一番しなくてはならなかったこと」その悲しみ悼むという感情が、全編において感じられなかったからイライラ感が残ったのかなあ。
読了日:11月21日 著者:湊 かなえ
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))
娘が「白夜行っぽいよ〜」と貸してくれた本。・・ぽいってなんだ?と読み始めたら、あれ?これって・・・「ぽい」じゃなくて「続編」でしょ。 流石!って感じで引き込まれました。徹底した悪女ぶりもここまでくれば小気味良い感じ☆私は白夜行の心理描写のないあの表現が「うわぉ〜!」って感じで衝撃的魅力感じたのですが、それに比べると読みやすい。そしてページ捲るのがとまらなーい。以下はネタバレになるのでコメントへ。
読了日:11月18日 著者:東野 圭吾
秘密秘密
とても読みやすくサラサラ読んじゃったけど、特にラストは いろんな「秘密」が込められていて奥深い。平介と直子のように深くつながっている夫婦だからこそ悩んだり葛藤もあったりしたのだろう。私達夫婦だったら、どうだったかな・・・こんな風な立場(姿)が変わっても「夫婦」という意識が何年も続けられただろうか?ネタバレになりそうなので、続きはコメントへ。
読了日:11月16日 著者:東野 圭吾
宙(そら)の名前宙(そら)の名前
高校時代、部活が終わり校門を出ると、まず、空を見上げてグルグルまわりオリオン座を探していた☆懐かしい、大好きだった先輩との想い出です(*^_^*)しろいるかさんのコメントでこの本を知って、そんなことを思い出し、早速図書館へ。懐かしいオリオン座とももちろん再会しましたが、この月の呼び名の多さに感動。月を待っている呼び名が多いですよね〜。「立待月」「居待月」「寝待月」・・・夜はまさに「月明かり」しかなかった時代、人々の月夜を待ち焦がれる気持ちが言葉になってあふれています。
読了日:11月15日 著者:林 完次
小袖日記小袖日記
楽しかった♪源氏物語を読んでいると(もちろん現代語訳)その雰囲気にのまれて、光源氏は完璧な男だし、紫の上との関係も理想の形!なんて書かれていること前提で読み進んでしまったけど、考えてみれば、小袖の言うとおり「おっちゃん、ロリコン過ぎ!!」って話だよね。結構、辛辣に言い放っていて小気味良かった。葵の上の話が一番ぐっときたなぁ。もう一度、読んでみたくなっちゃったなぁ、源氏物語(*^^)v
読了日:11月15日 著者:柴田 よしき
グラスホッパー (角川文庫)グラスホッパー (角川文庫)
「鈴木」の奥さんがいっちばん好き。「やるしかないでしょ」って背中はたいて、「君の言うとおり」って言うと機嫌良くって、「私の事忘れちゃうんだろうな」って拗ねて。可愛いよね。そんな人が胸に住んでいるから生き延びているんだよ、鈴木は。でも、ラストがイタイ。次のマリアビートルが楽しみ。
読了日:11月13日 著者:伊坂 幸太郎
百瀬、こっちを向いて。百瀬、こっちを向いて。
さらっと読んでしまった。「お話」は面白いけど、決まったところに着地。って感じで、感情移入出来なかった。うすい・・・って感じでしょうか。
読了日:11月09日 著者:中田 永一
空想オルガン空想オルガン
いつものハルチカコンビのノリは薄かった様な気がします。最後の空想オルガンの印象が強すぎてそう思うのかな?これは青春モノでもミステリでもないほろっと泣ける話でした。一番インパクト強くて好きになったのはセイジョのナナコ。こういう風に一生懸命で頑なに頑張っている彼女はかっこいい。普門館への道のりと共に、もっとハルチカの楽しい掛け合いとほぉ〜という知識でキレのある推理を見せてほしいな。
読了日:11月08日 著者:初野 晴
配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)
楽しかったです☆ホントに日常お客様との間に「謎」が現れる!ということも読友さんのコメント欄で知り、ますますテンションあがりました。多恵ちゃんのような鋭い感覚もっている人と一緒にバイトに入り日々「すご〜い!」とか言ってその謎解きを見届けたい(笑)(自分では解けない・・きっと)でも大半が重労働という書店員さん、きっと私は務まらない。本当に頭がさがります。
読了日:11月07日 著者:大崎 梢
平台がおまちかね (創元クライム・クラブ)平台がおまちかね (創元クライム・クラブ)
井辻クンの一生懸命さが伝わってきてホントに楽しかった。出版の営業という未知の世界もかいま見ることが出来て興味深かった☆みんな本を愛していてこんなに営業同士も協力していてホントにこんなに素敵な世界なの?巻末の営業の一日を読んで本好きの娘に職業としておススメしたくなっちゃった。絵本の神様に一番ウルっときたけど贈呈式での受賞者のスピーチも良かった。一生懸命な人の言葉って胸を打つ。逆に人を妬んで陰謀をたくらんだって、その人自身がちっちゃい人間だ!って露呈するだけ。自分が頑張らないと世界は開けない。ね、ひつじくん。
読了日:11月07日 著者:大崎 梢
ふたりの距離の概算ふたりの距離の概算
前作はあまり気持ち入らなかったのだけど、これはすっごく好き!あのホータロー君が、千反田と今まで関わってきて「いやがらせ」なんてやっていないと根拠らしきことはないけれど自分のその気持ちを根底に動く。「人をみていなかった」と独白しているホータロー君がですよ。もうもう二人の距離は概算ではかなり最初と違ってきているじゃありませんか☆いいですねぇ。高校生のこの頑なな感じも青春していていいですよぉ。何度も言いますが好きです。
読了日:11月05日 著者:米澤 穂信
廃墟に乞う廃墟に乞う
いつ予約してましたかね?って言うぐらい待って図書館の順番がまわってきました・・が・・・特に読まなくても良かったか。。と思えるくらい誰にも気持ちを通わすことが出来なかった。ふらっと現場に出向いて1日かそこらで事件の核を押さえちゃったら、実際の捜査官立場ないし。。もっと長編でじっくり心理描いた作品がやっぱり好きです。北海道なので馴染みある地名とか出てきてなんとなく雰囲気はわかりましたが、他の方はどうなんでしょう?なんて余計な心配までしてしまいました。
読了日:11月04日 著者:佐々木 譲
ころころろころころろ
今回のお話は特に好き!若だんなを助けるために周りの皆が大活躍!ひたすらな愛情を注がれていると実感できると相手にも優しい眼差しを向けることが出来る!仁吉が「自分の育て方は間違っていなかった!」と叫ぶシーンでしみじみ思いました。そして神様との問答。桃太郎を責める鳴家。どうしてどうしてと真っすぐな幼子が問うのに大人がアタフタしてしまう。現実でもよくありますよね。西洋の神とはちがう日の本の神。敬われ畏れられ人間くささもある神。途中、何故に若だんなにこんな責め苦を!???と思いましたが、ラストはせつなかったですね。
読了日:11月03日 著者:畠中 恵
武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)
武士が体面を保つために借金をする。単に見栄の為に体裁をとりつくろっているのだとバカバカしく思っていたが、その社会で生きていく為のある意味必要経費だったのだと納得。扶持の支給を、米から銀、あるいは銭へ両替をするために現代人よりよほど為替相場というものが生活に密着してあった!と、ビックリ。お金の使い道の他に大政奉還という世の中ひっくり返る時の書簡が残されているというのも興味深い。竜馬のような晴舞台にいる武士とはまたちがう観点で時代を見られた。武士だって利回り考えて投資するし職を得るための英才教育しちゃうよね。
読了日:11月01日 著者:磯田 道史

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