2010  12月に読んだ本

読んだ本の累計 190冊


12月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:6448ページ

RDG3  レッドデータガール  夏休みの過ごしかた (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (カドカワ銀のさじシリーズ)
わぁお!最後の深行の言葉(@_@。!!何?なに?誰が誰に似ているって?ひぇ―全く考えもしなかったわ。えぇっ〜ここで終わってしまうの(T_T)巻を重ねる毎にどんどん白熱して行きますね!次に泉水子にはいつ会えるのだろう。思えば、1巻に比べて泉水子は随分強くなったーこの本は、表だっては修験者とか神霊との使かい手の世界を書いているけど、全編を通して、社会に対応しにくい子ども達に向けて生き方を伝授している指南書として読めますね。
読了日:12月31日 著者:荻原 規子
RDG2  レッドデータガール  はじめてのお化粧 (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧 (カドカワ銀のさじシリーズ)
ますます不思議な、そして心惹かれるお話。深行は何だか可愛いし、真夏は天真爛漫な子どものようでいて逆に男らしくて格好いい(‥って、単に私の好みです。すみません。)殻に閉じこもるな!自分の言いたい言葉を見つけよう!いろんなメッセージを受け止められそうだけど、題材が斬新で興味深く、ページめくる手を止められません!!
読了日:12月30日 著者:荻原 規子
RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
不思議な物語ですね。偶然、「ロストシンボル」の後に読み始めたので、西欧の神と日本の神の違いにも考えたりしました。基本、日本での神って、山などの大地や天空、風といった自然を司っている感じ。怒らせたら怖いという畏怖が基本にありますよね。って、この話の感想からズレているか(*_*;このお話は、若人よ、現状を受け止め、逃げずに立ち向かえ!という形でお話が進んで行くのでしょうか。次、いってみようV(^O^)
読了日:12月30日 著者:荻原 規子
ロスト・シンボル 下ロスト・シンボル 下
正直に言います。私にはきっと「真実を知る資格」はないのでしょう^^;手に汗握る追跡部分は、どんどんページも進みますが、とらえどころのない概念の話が続く後半は、追求心が続かなくて、すごく読み切るのに時間がかかってしまいました。ただ「思考に力があり世界に影響を及ぼす」「いくつもの精神がいっせいに働くと及ぼす力は桁違いに大きくなる」のは、確かに頷けるし、だからこそ危険でもあり、また逆に、人間の果てしない能力の現れとも言える。それはやはり「希望」なのでしょう。
読了日:12月28日 著者:ダン・ブラウン
ロスト・シンボル 上ロスト・シンボル 上
読み始め、ワシントンD.C.フリーメイソンについてのバックボーン知らないし、古の神秘についての考えを頭に入れながら読んでいくので、全くページが進まなかったのですが・・・後半、CIAからの逃亡シーンあたりからは、グイグイ惹きつけられました。これから下巻が楽しみです。それにしてもラングトン教授は、やっぱり美女と二人で逃げることになるのですね(@_@;)読んでいて映像が浮かんでくるようなのは流石ですね。
読了日:12月24日 著者:ダン・ブラウン
インシテミルインシテミル
全くミステリーに造詣がない私には、次々に人が死んでいくこの展開についていくのがやっと。「そんな!まさか!」と叫ぶ役しか出来ないので、探偵役として推理するという醍醐味を味わえない分、この本の面白さを充分理解出来ないのかも。誰にも感情移入も出来ず、最後の「そうだったんだあ」という納得感も薄く、「ほぉ〜」「へぇ〜」と読んでしまったw=(゜o゜)=w
読了日:12月20日 著者:米澤 穂信
サクリファイスサクリファイス
再読。不思議なことに誰にも予約されず、フツウに図書館の書架に並んでいる「サクリファイス」を見つけた!(@_@。ビックリして思わず手にとる。衝撃的だけど、読後、負の気持ちでなく、前向きな感情が湧き上がってくる筆力が流石!背中を踏みつけて飛ぶのは、おこがましいことではない!勝利は自分だけのものではないのだから。「行けよ」と背中を押す声が聞こえて来る。
読了日:12月18日 著者:近藤 史恵
さよならドビュッシーさよならドビュッシー
最初、ミステりーということを忘れて読みふけりました。おじいちゃんの言葉とか「深イイ〜」しね♪岬先生の生きる背景が描かれてからは、特に一気読み!颯爽としていて、内側には秘めた爆弾をかかえていて、しかも頭脳明晰。いいですねぇ。すご〜く好きなキャラ設定です。「優雅に泳いでいる白鳥も水の中では必死に足を動かしている・・」何で読んだのかなぁ。そんな言葉が浮かんできました。岬先生の演奏場面は圧巻でした!岬先生の・・って主人公は違う?やっぱりあの女の子が主人公?いえ、私は岬先生に惚れましたって(^^ゞ
読了日:12月17日 著者:中山 七里
ロードムービーロードムービー
子ども=無邪気 という簡単な図式でしか考えていない大人は是非とも読むべきだと思う本。 何かを一生懸命想う・戦う・寄り添う・守る・・・大人ではないからこそ、出来なかったり、悩んだり苦しくなったり。そんな子ども達に、「大丈夫だよ」って、「ここにいるよ」って「ちゃんと大人になれるんだよ」って言ってあげたい。そんな大人になれているかな。。私。
読了日:12月15日 著者:辻村 深月
桐島、部活やめるってよ桐島、部活やめるってよ
「上のグループ」ね。。。うん、わかるなぁ。ただ薄っぺらな考えをしているわけでもないけど、高校生のクラスメートが自然にこのカラーで分けられるというのは、高校生の娘の話を聞いていてもわかるし、自分の昔を振り返ってもね。「(日焼けしていなくて、運動のできない)白い男の子が自分の息子だったら、かなり困っちゃうよね」ってかなり真面目に20代独身のころ友人と話をしていたことを、まざまざと思い出す。その時その時が一生懸命ならいいよね。白い男の子でも。「あの頃」をリアルに、今、目の前に表したのがこの本だと思う。
読了日:12月13日 著者:朝井 リョウ
スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン (集英社文庫)スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン (集英社文庫)
ちょっと3作目は、うーん的な感じも覚えました。この賑やかさはもちろん大好きなんだけど、賑やかに「困ったねぇ」って言う日常だって私は読ませて欲しいですよ。あんな、藤島さんの力頼みって・・・ちょっと引っかかりますよね。中学生の合宿に藤島さんの力頼るのは、逆に一喝して欲しい流れでしたよ!勘一さん!!
読了日:12月11日 著者:小路 幸也
凍りのくじら (講談社文庫)凍りのくじら (講談社文庫)
衝撃的です。sukosi不在。私は貴方達とはちがう。でもどこにでも入っていける。ホラこんな風に一緒に笑うことだって出来る。ホントの私はここにいないけどね。・・・あるなぁ。こんな風に考えた時期。そして「普通の奴らには俺様を理解なんて出来ないのさ」って嘯いているアウトサイダー的な人にばかり惹かれていた。カワイソメダルを持って逃げてsukosi不在になっている人に惹かれるよりかは良かったけどね(>_<)母から「宝物」だという言葉を受け、そしてテキオー灯というまわりの暖かさが理帆子を包む。凍りが溶けていく。。
読了日:12月11日 著者:辻村 深月
シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン (東京バンドワゴン)シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン (東京バンドワゴン)
楽しいですねぇ。ホントにこんな気持ちのいい大家族だったら、ご近所さんになって一緒に花火したりお餅つきしたりしたいわ。勘一おじいちゃんが、グッとみんなを纏めていると思ったら、秋実さんだったのね。そして纏めなおしたのが亜実さん。その亜実さんに頭を下げる勘一。うーん。やっぱり勘一おじいちゃんが好きだなあ。亜実さんの気持ち思ったら、おもわず貰い泣きです。妊婦二人になにかあってみろ!という啖呵は見事。天晴れ。おじいちゃんの鏡だ!!!
読了日:12月08日 著者:小路 幸也
デッドエンドの思い出デッドエンドの思い出
あとがきで作者が書いているというのに、「つらく、切ないラブストーリー」だとは思わない(あれ?おかしいかな。)なんだか、ほんわか暖かくなるし、今は今なんだから、明日からまた自分に帰ろう!って力湧く作品でした。自分がけっこう甘ちゃんでもそれが恥ずかしいことではないって背中おしてもらえるような作品(デッドエンドの思い出)他の作品も、ちゃんと愛してもらっていると(恋人でも家族でも)最後は強いよなぁ。やっぱり。なんて印象が先に立った。どらえもんに描かれる幸せの構図には大きくうなずけた!
読了日:12月07日 著者:よしもと ばなな
聖女の救済聖女の救済
虚数解って言葉が出てきてちょっと面白かったですね。ありえないといえばその通りですが、このトリックにも、そして犯人にも反感は感じませんでした。犯人の行動・言葉にはわざとらしさではない、達観した強い意志を感じましたね。内村刑事にはまだまだ理詰めでだけ考える「青さ」のようなものがありますが、犯人にはしたたかさ、強さがあると感じました。少しネタバレ、以下コメント欄へ。
読了日:12月06日 著者:東野 圭吾
にょっ記にょっ記
同じもの見ているのに違うことが頭に浮かんでいるのね。いや、言われてみるとそうだよね。。ってことばかりだったから、頭に浮かぶはずのことが浮かんでこないほど私の頭は固くなっているのか。。。この本読んで、すこしフニャフニャになった^^ ウフフ☆って肩の力抜きたい時に最高ですね。
読了日:12月05日 著者:穂村 弘
妖怪アパートの幽雅な食卓 るり子さんのお料理日記 (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な食卓 るり子さんのお料理日記 (YA!ENTERTAINMENT)
秋音ちゃんにお手紙で報告!ホントにるりるりさんが秋音ちゃんを可愛がっていたのがわかります☆さっそく作ってみたいレシピもあり、千晶センセーの甘えっ子状態がわかる短編あり、ニコニコ顔で読んでいる自分がいました(^O^)/
読了日:12月05日 著者:
東京バンドワゴン (集英社文庫)東京バンドワゴン (集英社文庫)
ワイワイガヤガヤ♪楽しかったですね〜いいですね〜この大家族の感じ。確かに、ここに嫁いでくるにはかなりの覚悟がいるとは思いますが、その嫁のために一家一同紋付羽織や一張羅に着替えてくれるという可愛がり方をしてくれるのに何の文句があるでしょう!固い頭で考えるとホントはいろいろ有り過ぎなくらいの家族だけど「loveがあるね〜」とあの口調で通す我南人とお醤油をかけすぎちゃったり間違っちゃったりするけどビシッと決めるとこ決める勘一おじいちゃんが締めていて、暖かさ抜群だわ。
読了日:12月04日 著者:小路 幸也
博士の愛した数式 (新潮文庫)博士の愛した数式 (新潮文庫)
フェルマーの最終定理」を読んだらこれをまた読むっきゃないでしょう!ってことで再読。素数友愛数完全数・双子素数オイラーの公式ワイルズそしてフェルマー。。以前読んだ時とは全くちがう輝きで私の目に飛び込んでくる。そしてその美しい数理を語る博士の目が少年のようにキラキラしているのが見えるようだ。以前読んだ時には解らなかった「数理の美しさ」。でも今回オイラーの公式を表現した小川さんの文章は心に響いた。「予期せぬ宙からπがeの元に舞い降り、恥ずかしがり屋のiと握手する・・・・すべてが0に抱き留められる。」
読了日:12月03日 著者:小川 洋子
フェルマーの最終定理 (新潮文庫)フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
数学の世界なんて門外漢の私でも引き込まれる面白さがありました。数学の世界の裏話を知っているよ!的なミーハーな感じと数学者たちの人間性が現れる人間ドラマとが程よい感じでミックスされていました。難しい計算や具体的な思考抜きに飽きさせないエピソードや考え方の例など、読めて良かったと思える本でした。高校時代の数学は、「何故?」をすっ飛ばして、公式なのだから覚えればいいんでしょ!とばかりに暗記だけしていましたが、こんな風に完璧な論理で証明され、しかもそこにドラマがある!とてもワクワクする体験でした。
読了日:12月01日 著者:サイモン シン

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